成果の出る採用サイトとは?
2019.12.26
目次
こんにちは、ディレクターの小森です。
大変ありがたいことに、これまでに本当に多くのWEB制作に携わらせていただきました。
ときには厳しいお声を頂戴しながらも、最後には感謝の言葉をいただけるとグッときますね。
さて、このところお客様とWEBについてお話しているとき、あるフレーズをよく聞くようになりました。
「人手が足りなくて」「人材募集かけてるんだけど…」「若手の社員が欲しいんだよね」
どうやら、従業員の確保にどの企業様も困っていらっしゃるようなのです。
つまりは「HPで求人できんか?」と。
ふと直近やったお仕事を思い返せば、確かに採用サイトだったり採用ページに力を入れたコーポレートサイトだったりしていました。
そしてありがたいことに、とある会社様では何の広告も出さずに優秀な社員を獲得した、別の会社様では現場作業のキツい職種にも関わらず、若手・中堅それぞれ2名の採用が決まった、と大変喜んでいただけています。
そこで、そんな満丸で採用のお手伝いをして上手くいっている会社様を参考に、どうすれば採用サイトで成果を出せるのか、満丸で気をつけているポイントをご紹介します。
「求める人材」のわかりやすさで成果は変わる
これまで採用サイトをいくつか手掛けてきた中で、特に意識して作成して効果があったと思うのは「求める人材の精度」です。
大企業や有名な企業を除いてですが、ほとんどの場合この求める人材を上手く設定できているサイトは成功しているように感じます。
では、どうなっていれば「求める人材」がわかりやすくなっているのか?
それは、就職活動中の人にとって判断しやすい材料が記載されているかどうかです。
人材の趣味趣向など属性を追加してみる
もう少し具体的に見ていきます。
例えば「明るくて、真面目で、学習意欲のある方はぜひ当社に!」という文言。
どこのサイトでもよく見ますよね。
実際、本当に求めている素養としてはこういったところを重視される企業様がほとんどだと思うので、間違いではありません。
ですが、これだとどこでも書かれている内容で、応募を検討している人にとっても見慣れてしまったものになってしまいます。
ここに「ものづくり」などの文言を加えてみるとどうでしょうか?
「ものづくりが好きで、明るく真面目な学習意欲のある方」
何かを作り上げる事が好きな方、例えばプラモデルなどを趣味にしている方などは反応を示しやすくなるかもしれませんね。
企業の特徴で絞り込む
「求める人材」の人物像は、明確であれば明確であるほど求職者にメッセージが伝わります。
さらに、企業の特徴を追加してみましょう。
「当社は国内でも有数の大型設備を備えています。ものづくりが好きで、明るく真面目な学習意欲のある方はご応募ください。」
如何でしょうか?
模様を描いていくなど、丁寧で細かな作り込みではなく、スケールの大きなものづくりに興味がある方に絞り込まれているように感じませんか?
同じものづくりでも、旋盤などで自分の手で直接加工していくのが好きな方や、上記のように機械加工でも大型のものを作り上げる達成感を得たい人など、このように細かく分類されます。
この粒度の大きさが程よいサイズとなるまで人材の趣味趣向や属性、または会社の特徴や求人エリアなどの条件で絞り込んでいきます。
そうすることで、採用サイトを閲覧中の方に情報が伝わりやすく、またメッセージが自分に向けられたものだと直接的に感じ取ることができるようになります。
そして何より、粒度が細ければそれだけ競合する他社の数が減ります。
求職者にとって1番の会社として選んでもらうためにも、「求める人材」の明確化は非常に大切なポイントです。
選ばれるために:会社の雰囲気を正しく伝える
求人サイトを作成する上で、自社で手掛けたサイト以外にも本当にたくさんのサイトを拝見しています。
競合はもちろんですが他業種も含めて。
そんな中で、”あ、この会社良いなぁ…”と感じるサイト、そして自社で手掛けて成果が出ているサイトに総じて言えることとして、求職者(閲覧者)が暖かく受け入れてくれそう、と思えるような感覚がありました。
”受け入れてくれそう”
とてもふんわりとした内容ですが、じっくりとサイトを読み込んでいくと、いくつかのパターン・ルールが見えてきます。
そんな自社を選んでもらうために必要な事、やったほうが良いと感じたことをご紹介します。
人の顔を出すのはもはや必須
良いなと思うサイトとそうではないと感じたサイトと見比べてみると、明らかに人物の露出に差がありました。
一般的に人の顔が映ることで安心感を与えると言われていますが、それはやはり採用サイトでも同じことが言えそうです。
特に見ていて思ったのは、社長だけでなく、社員・スタッフの顔も重要!
採用サイトと思うと、基本的には代表あいさつなどのページで社長1人が写った写真を想像されるかもしれません。
実際、そういった写真も間違いなく重要なのでカメラマンさんに撮影はお願いしているのが常ですが、それ以上に従業員・スタッフの方の写真が肝。
中途採用を募集したい場合には、求職者は職場の環境や人間関係は非常に重視するポイントです。
ある企業が行った調査でも、初就職時とそれ以降で重視するポイントの比較で「人間関係」を気にされる方が初就職時よりも2.5倍に増えているという結果が出ているようです。
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000007228.html
職場の環境を作り上げるのは社長1人ではなく、そこで働く社員たち。
だからこそ、そこで働く人の写真というのは非常に重要なポイント。
満丸でもスタッフの顔を露出しています。
メンバー紹介:https://manmaru.co.jp/company/member.html
初めこそ、顔を出すのに抵抗が生まれるかもしれません。
ですがいざカメラマンさんに写真撮ってもらうと、自分が思っている以上にキレイに仕上がった写真を見て、これならとOKもらえたりします。
NGの方がいらっしゃる場合は、名前をフルネームではなくイニシャル等でご紹介するなどで折り合いをつけたり、イラストに置き換えるなんて事も視野に入れつつ、顔を出して社内の雰囲気が伝わる努力が大切です。
社員インタビューで実際の声を届けよう
採用サイトでは当たり前のこのインタビュー。
当たり前として確立するほどに、重要な役割を担っているのは間違いありません。
現場の声は、商品をネットで買うときに見るお客様レビューのようなものです。
社員の言葉で自社を語ってもらうと、自分たちでは見えてなかった景色が改めて浮き彫りになります。
そして社員インタビューは求職者のためだけにあらず。
思いもよらない会社への熱い思いが聞こえてくると、社長・上司・同僚どの立場にあっても嬉しいものがあります。
実際に満丸で手掛けた採用サイトのインタビューでも、
「そんな事考えてたんだ!」「こんな風に思ってくれてたんだ」…などなど。
新しい一面と、ちょっと照れくさいような言葉が見つかるお客様ばかりでした。
会社で働いてくれていること、そしてインタビューに答えてくれること、それだけでその人から会社への感謝の念が垣間見えます。
そうした思いがある方の口から語られる会社の姿。
それは仕事を探している方に、届かないわけがありません。
ありのままの姿を、社員に語ってもらって、どんどんコンテンツとして発信しましょう。
インタビューの記事があれば、先に述べた社員の顔の露出の面でも大きく貢献してくれます!
まとめ
基本的に採用サイトでも、作り上げるポイントは通常のWEBサイトと変わりません。
- ターゲット(採用の場合は人材)はどんな人か
- ターゲットに刺さるメッセージやコンテンツはなにか
満丸で手掛けた採用サイトでも、この2つを抑えたサイトはより高い成果を生み出せています。
(採用応募数増加、大卒応募→院卒応募などなど)
まずはご自身で考えてみたい方など、ぜひ参考にしていただけたら幸いです!
満丸のお客様にも、まずは自分で考えたいというお客様もいらっしゃいます。
そして、考えてみたけどまとまらない、そういう時はぜひ一度満丸にお声がけください。
満丸のコンサルタント、ディレクターはそういったお客様の考えをまとめるお手伝いも実施しています。
悩まれたり、考えが停滞したなーと感じたときなどなど。
いつでもお待ちしています!