WEB広告が効果的なケースとは?
2020.01.28
目次
はじめまして。クリエーター/広告プランナーの鳥居です。
満丸に入社して3年。広告担当としてコツコツやって参りました。
WEBを活用して自社サービスのアピールをしたい!と思った時、WEB広告は効果的な手段の一つですよね。ただ、何でも広告すれば良いものではなく、WEB広告を検討されると良いと思うのは、次のようなケースです。
- より早く集客したい
- 達成したい目的がはっきりしている(販売や予約など)
- SEOでは拾いきれないキーワードでの集客もしたい
- 顕在化していないニーズの集客もしたい(欲しいと気づく前の「そういえば」程度)
これまでに私が実際に運用したケース、
企業さまから広告についてご相談をいただくケースから、
こんな時はWEB広告が効果的だ、と感じた例をご紹介します。
より早く集客したい
作ったばかりのサービスや会社は、認知度が低く誰もサービスや会社について知らないのだから、検索されなくて当然ですよね。
たとえ、しっかりSEO対策を行っていたとしても、ホームページを公開してすぐには表示順位は上がってきません。これでは、自社のWEBサイトを見てもらうようになるまでに、時間がかかってしまいます。
まずはサービス・社名や会社について早く認知してもらいたい、といったケースや、期間限定でのキャンペーンやイベントの宣伝のためのWEBページのような、より早く集客をしたい場合に広告は効果的です。
こんな方にオススメ
- ネットショップを公開したばかり
- サービスを始めたばかり
- キャンペーンやイベントの宣伝をしたい
クライアントA社の場合
WEBサイトの制作から運用まで満丸でお手伝いさせていただいているクライアントです。
提供するサービスは競合が多く、立ち上げたばかりで社名での検索も期待できませんでしたが、少しでも早く集客したいとのことでした。
よく検索されているキーワードでは費用がかさむため、より、この会社に合うキーワードに絞り出稿しました。
WEBサイト公開からしばらくは広告からの流入が8割ほどでしたが、認知度が増え、サービス名や企業名などのキーワード検索からのアクセスも増えていきました。
今は徐々に広告を減らし、キーワード検索からのアクセスも安定しています。
達成したい目的がはっきりしている(販売や予約など)
WEB広告では目的をはっきりさせておくことが大切です。
広告開始時に、広告ツールには広告の目標・目的を設定する必要があります。
成果を多くする、1件当たりの広告単価を下げる、アクセスを増やす、などの設定した目標や目的に基づき、より効率的に・より多く目的を達成できるように、広告ツールを設定します。
○○を売りたい、資料請求をしてもらいたい、予約を獲得したいなどWEBサイト・WEBページの目的がはっきりしていれば、施策も検討しやすく、WEB広告から得られる成果、さらに成果の向上も期待できます。
また、目的がはっきりしているWEBサイト・WEBページであれば、顧客のニーズも明確になり、キーワードや広告文での集客、WEBサイト上で顧客を目的に誘導することも容易になります。せっかく増やしたアクセスをどう結び付けるかまで考えておかないと、成果に結びつきにくいと感じています。
こんな方にオススメ
- 売りたい商品・サービスが明確
- 予約を獲得したい
- 資料請求してもらいたい
クライアントB社の場合
B社のサービスは緊急性の高いビジネスのため、最初のコンタクトが大事なので、広告がとても効果的です。
広告の目的は、お問い合わせを増やす事なので、お問い合わせフォームからだけでなく、電話も成果として目標に設定しています。
検索広告をメインに運用していましたが、投資額も増えたのでバナーを使った広告も増やしたところ、お問い合わせは右肩上がりに増え、売り上げも増えたと嬉しいお言葉をいただきました。
今ではお問い合わせ1件あたりの獲得単価も下がっています。
SEOでは拾いきれないキーワードでの集客もしたい
SEOとしてWEBページに盛り込める重要なキーワードはせいぜい2~3語ほどで、SEOだけで商品にまつわるさまざまなキーワードでの集客を行うのは難しく、限界があります。
しかしWEB広告なら類似商品や競合のキーワード、サービスや商品に関連するキーワードでも集客できるため、幅広く集客したい場合におすすめです。
例えば自社のサービスが野菜スムージーの販売だった場合。
野菜スムージーが欲しいと思う前の段階での集客も効果的です。
「アサイー」「チアシード」「健康ドリンク」「ダイエット スムージー」などでの広告出稿も結果に結びつけられます。
(これは解説用例です。良く検索されているキーワードを避けたり、予算や来訪するページの内容によって出稿ワードは変わります。)
こんな方にオススメ
- 集客の幅を拡げたい
- 競合や類似商品が多く、自社のサービスや商品が埋もれてしまっている。
クライアントC社の場合
C社のサービスは専門修理業です。
修理なので、トラブルの内容もさまざま、トラブルが起きる場所もさまざまで、検索キーワードの幅が広域になってしまいます。
類義語での集客も行うことで、キーワードとしては有効だけど、SEOとしてページを作るまでもないんだけど…といったもったいないキーワードでも、漏れなく、幅広く集客することができています。
その後様子を見て、キーワードの重要性を判断し、効果の低いものは単価を下げるなど調整し、予算を有効に使えるようにします。
顕在化していないニーズの集客もしたい(欲しいと気づく前の「そういえば」程度)
ニーズには段階があり、何かが壊れて困った、すぐ直してほしい!今すぐこの商品が欲しい!といった今すぐの顧客と、なんとなく「そろそろかな」「そういえば必要かな」といった段階の顧客もいます。
このような潜在層の顧客を集客することで、なんとなくだったニーズを顕在化させ、来店や販売に繋げたいですよね。
そうした、まだニーズが顕在化していない顧客に対しても、WEB広告なら顧客の属性や関心のある事柄によって出し分ける事が可能なため、効果的です。
こんな方にオススメ
- 今すぐ顧客ではなく潜在層のユーザーが多い。
- 比較検討が必要な商品やサービス。
クライアントD社の場合
D社では相談サービスを行っています。
毎日・毎月必要ではありませんが、人生の節目で必要とされるサービスです。
また、相談サービスの存在自体は知っていて、相談をすることが必要だとわかってはいるけど…と考えている潜在層の顧客が非常に多いサービスでもあります。
同業他社のサービスを見たことがあるとか、人生のイベントについて調べている潜在層に向けて、検索以外の広告も配信して、いざという時に認知してもらえるようにしています。
ある程度考えたら一度やってみる、というのも一つの手。
これまでご紹介したケース以外にも、広告が効果的なケースがあります。
それは、「こんなユーザーに来訪してほしい、こんな効果を出したいと方針が決まったら、広告をやってみる」というものです。
広告をやってみることで、得られる情報はたくさんあります。
どんなキーワードで検索されているか、どんなキーワードが成果に繋がったか、などの効果的なキーワードの発見。
性別や年齢など顧客の属性や、どのような趣味嗜好の顧客がクリックしたか。
このような市場調査だけでは分からない部分が明確に見えてきます。
こうした広告で得た情報を基に、より成果につながる広告やWEBページ作りに繋げることができます。
こんな方にオススメ
- 現状のWEBページの集客では限界を感じている。
- WEBサイト・サービスを作ったばかりで、どんなキーワードに効果が出やすいか知りたい。
クライアント様のお話をぼかしていて、具体的なサービスや事例をお伝えできない点は、ご了承ください。
満丸でも、広告を視野に入れていなかった企業さまでも、事業を深堀りしながらいろいろな施策を検討したうえで、広告をご提案させていただくこともあります。
とはいえ、広告を始める前に一度自社のサービスやWEBサイトを見直して、広告が有効なのか、広告を行う目的はなんなのか、検討してみてくださいね。
今後も、お伝えできる範囲にはなりますが、自社の経験を踏まえたいろいろな広告のケースについてご紹介していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!