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まんまるな日々

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アフターコロナの社会になって – 本物の良さとサービスの価値

2023.08.2

皆さんこんにちは、小森です。
前回はウィズコロナの社会においての便利ツールをご紹介しましたが、
今回はようやくアフターコロナの社会を迎えて、改めて考えさせられることとして少し語ってみようと思います。

ある業界で起こったウィズコロナ中のブーム。

私ごとですが、最近ソロキャンプに手を出し始めました。
コロナ禍でも比較的安全に遊べるアクティビティとして、実は一大ブームが巻き起こるほどアウトドア業界はウィズコロナにおいて盛り上がった業界です。

その中で、特に顕著だったと思う事。
それは市場を席巻するほどの、安価な類似商品の増加です。

ブーム発生で巻き起こった、大量の類似商品と本家の品薄

安価で手軽に手に入ることは魅力的であり、そうした競争の激化は新規参入の立場である私としても道具一式を安価に揃えられることにつながり、非常にありがたい環境変化でした。

実際に、いくつかそうした類似商品を購入してキャンプで使用してみましたが、使い心地はどれも良く、特に不満があるわけではありませんでした。
むしろ「こんな安くて、こんな使い勝手良くて…凄いな」とさえ思ったものです。

一方で、類似品の元となった本家本元、オリジナルの商品においてもその人気は非常に高く、基本的には品切れの状態が続き、あったとしても転売価格での出品がよく見受けられる状態となっていました。
だからこそ、安価で手に入る類似品が多く生まれたのかもしれませんね。

例として、ゴールゼロというメーカーの小型LEDランタンは非常に多く類似品や転売価格の出品が見受けられました。

※正規代理店サイトより引用(https://www.ask-corp.jp/products/goal-zero/accessory/lighthouse-micro-flash.html)

ちなみに通常の販売価格は5,000円前後。
そして某通販サイトでの転売価格は、一時1万円を超える値段での出品を目にした記憶があります。

たとえ定価の2倍、かなりの割高な状態であっても、ある程度売れていたという事実が興味深かったですね。

それほどまでに、今回のキャンプブームは多くの人が参入してきたということが伺えます。
それと同時に、この商品の人気度合いも見て取れます。

アフターコロナの社会になって、ようやく供給が追い付く

そして月日が経ちアフターコロナの社会となった今、ウィズコロナの期間で増えたアウトドア人口にようやく供給が追い付き、本家本元の商品も比較的購入しやすくなっています。
もちろん、そのゴールゼロも定価で、かつ実店舗でも在庫がちゃんとある状態に戻っている様でした。

店舗で商品が並んでいるを見たときは、それはまぁ驚いたものです。
気付けばそれを片手に店を出ているのですから、さらに驚いたものです。

転売商品が多く見受けられた某通販サイトも、今では当たり前に正規の値段で商品が並ぶようになっていて、ようやくブームによる過熱状態が落ち着いたんだな、と安心しました。

そして財布の潤いと引き換えに心の潤いを手にした私は、ふと手にしたそのLEDランタンを見て改めて思うわけです。

「別に類似商品でも明かりを照らすことはできていたのに、なぜこれを買ったのだろう?どうして買えて嬉しいと感じているのだろう?」

と。

改めて本物に感じる文化や想い

特にアウトドアにまったく興味のない人にとってみれば、形も重さも明るさもほとんど一緒なんだから、安い方でいいじゃん、と思われることです。

冷静になって思えば、確かにそうだよなぁ…と。店舗で買っちゃったのはいわゆる衝動のせいだよな…と。

でも、どこかでそれは違うと強く訴える自分もいるのです。
「ただそこに在るものまねた商品では、決して得られない満足度がここにある」と。

本家本元の、本物の良さとは何か?

本物の良さ。価値。

それは、その製品やサービスが持つ独自の特徴や品質であったり、商品が生まれるまでの経緯や歴史、商品に対する想いや会社の文化にあるのではないかと思うのです。
特に、決して真似できるものではない歴史、想い、文化というところに強くそれ感じたりもします。

というのも、安価な類似品は外見や機能をうまく模倣できていることがありますが、ちょっとしたことで不都合を感じることってありませんか?

それはその「ちょっとしたこと」を想定して作られているかどうか、に左右されます。
本家本元の商品であれば、こんなシーンでこんな商品があったなら!と、実際に使用されるシーンをちゃんと想定して細かなところまで作りこんでいるため、そう不都合を感じるものではありません。

そしてそれを想定できるかどうかは、商品が生まれた経緯、歴史や商品に込められた想いや熱意によるものだと思うのです。

そこまでやってくれるんだ、そこまで考えられてるんだ。
そういう感動は本物を使ってみて、初めて得られる感動なのかなと思うなどしています。

サービス・商品の価値とは、お客様にどれだけの満足感や利益を提供できるかということ。

細部にまで心を配り、お客様のことをどれだけ考え、動けるか。提供できるか。
これこそ本物の良さ、価値だと思うのです。

自分たちのサービスも価値を感じてもらうために

1つのLEDランタンを深掘りしてきましたが、この本物について思うことは、改めて自分たちの商品・サービスにも言えるのではないでしょうか。
私たちはお客様のニーズや要望を的確に把握し、それに応えるためのサービスを提供することが求められます。

お客様は安価な商品やサービスに目を向けることもあるかもしれませんが、自分たちは本物の価値を感じられるサービスを提供し続けることで、長期的な信頼関係を築くことが可能となります。

私の様に、一旦安価なもので整えたとしても、実際に使っていくうちに本物思考へと切り替わっていく例も少なくありません。

そうしたお客様一人一人に喜んで頂くために、アフターコロナの社会ではこれまで以上に自分たちのサービスの良さ、価値を見つけ、そして伝える努力が必要なのだと思います。

コロナ禍が今回はキーになりましたが、これほどまでに短期間で大きく社会が変化する様を目の当たりにすることはそうそうないと思います。

時代や環境の変化を恐れず、精進し続けることで、私たちの会社は新たな時代を乗り越え、成長していくことができると信じて、頑張っていきたいものです。