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戦略を使って効果のある販促ツールを考えよう!

2020.01.15

はじめまして。
ディレクター兼デザイナーの應矢です。

自社の製品・サービスをアピールしようと思ったとき、最初に考えるのはチラシなどの広告物やパンフレット、Webサイトなどが思いつきますね。

これらの販促ツールを作ろうと思ったとき、どんなものを作っていいのか、何から考えていいか分からないことが多いのではないでしょうか。

それは、きっと「作る目的」がはっきりしていないことが原因にあります。
目的をはっきりさせる方法として、「戦略」という考え方をすることで明確になり、かつ自社「らしさ」も加わったよいデザインの販促ツールを作ることができます。

今回は「戦略を活かした効果的な販促ツールの考え方」についてご紹介いたします。

戦略という考え方

戦略といっても経営戦略、事業戦略、マーケティング戦略、コミュニケーション戦略、ブランド戦略などいろいろな戦略があり、それぞれの戦略の意味も重複していたりしてとても複雑です。

戦略を簡単に言うと、

自社の資源・資産を活かしてどのような方向を目指していくか、また成長させていくか

という、目的や道標みたいなことです。

戦略の基本的な考え方は、

  • 市場分析・・・どのように売り出すか
  • 競合分析・・・競合となる業界、製品はなにか
  • ターゲティング・・・どんな人に使ってもらうか

など、さまざまな視点から分析を行い、消費者のニーズに合う自社の資源、強みを活かした商品・サービスを開発・提供し、効率的、効果的に伝えていくための行動を考えていきます。

戦略を決め、効果的・効率的な成果を

自社の製品・サービスをアピールする方法として、チラシやパンフレットの販促物やWebサイトなどがあります。これらは目的(戦略)を達成するための具体的な方法やプランになります。いわば戦術。

何の目的(戦略)もなしに販促ツール(戦術)を作り始めると、その場の思いつきの、短期的な、統一感のないものになります。それではせっかく作る販促ツールもほとんど効果の出ないものになってしまいます。

なぜ、どこで、どんな人が使い、どんなことを解決して、どのような商品・サービスを開発・提供していくかという「目標(戦略)」をしっかりと決め、目標を達成するために、消費者のメリットになることをわかりやすく伝える販促ツール「戦術」を作り、表現していくことで効果的・効率的に伝えることができます。

 

さらに、経営理念や信念などもふまえた表現になっていると自社「らしさ」を感じられるものに仕上がることでしょう。

また戦略は、企業・事業がどの方向を目指すかの目標や道標です。戦略を決めて、従業員と共有することで目的や価値が明確になり、一貫性のある行動を取ることができます。

戦略を活かすために

戦略を活かしてどのように販促ツールを作っていくとよいかを簡単にご紹介いたします。一人で考えず、社員やスタッフからヒントをたくさん集めて少しずつ話し合ってみるとよいでしょう。

1. 商品・サービスと消費者の関係を考えてみよう(戦略的なこと)

  • なぜその商品・サービスがあるのか
  • 自社の商品、サービスはどんな人に使ってもらいたいか
  • どんなことを解決するための商品・サービスなのか
  • 商品・サービスは消費者のニーズに合っているか

商品・サービスは消費者に使ってもらうために存在します。まずはどんな人に向けた、どんなことを解決する商品・サービスなのかを考えて、使ってもらう消費者にとっての価値を明確にしていきましょう。

2. 消費者にどのように伝えるか考えよう(戦術的なこと)

  • 販促ツールの目的は何か(認知・集客・購入 etc…)
  • どのように販促ツールを配布するか
  • どのように販売していくか
  • 使ってもらう消費者に分かりやすい内容になっているか

まずは販促ツールの目的は何か決め、どのように販売し、販促ツールを配布するかを考えましょう。販売方法、配布方法によって消費者への伝え方が変わってきます。どのように伝えるかを考えるときは、使ってもらう消費者が商品・サービスを使うことでどんなふうに、どんなことに喜びを感じるかを想像したり、好きなことや好きな言葉で表現するとよいでしょう。

まとめ

戦略を使って販促ツールを作るときの考え方を簡単にご紹介いたしました。

「戦略」だと思ってやっていなくても、意外と知らず知らずのうちにこのように考えている方も多いのではないでしょうか。

戦略と聞くと難しく感じますが、大切なのは消費者の目線で考えるということ。

まずは自分が商品・サービスを探したり、選ぶ時、どんなふうにしているか考えてみるとよいでしょう。

より深く戦略を考えるときは、自社の商品・サービスを客観的にみることが必要となります。どうしても難しく考えてしまうときは、満丸までご相談ください。

應矢 大助

この記事を書いた人

應矢 大助ディレクター/デザイナー

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